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噛み合わせ/不正咬合

噛み合わせとは

噛み合わせとは、上の歯と下の歯の接触の仕方を指します。

正常な噛み合わせとは、上の歯が下の歯よりも2~3mm程外側に並んでいる状態をいいますが、程度の差はあるものの、日本人の約80%は噛み合わせに異常があるともいわれているのです。

噛み合わせの悪さによる症状としては、「前歯の中心が上下でずれている」「自然な鼻呼吸ができない(口が開いてしまう)」「笑った時に口角の高さが左右で異なる」などが挙げられます。

また、噛み合わせの悪さにより、頭痛や肩こりなどの不定愁訴(しゅうそ)を招くことも明らかになっているのですが、噛み合わせの悪さが影響していることに気付いている人は少ないようです。

噛み合わせの悪さは歯や口腔内への影響だけではなく、顔全体、体全体の歪みにもつながります。体調管理の1つとして、噛み合わせを正常にすることは大切であるといえるでしょう。

噛み合わせの悪さがもたらす影響とは

噛み合わせの悪さは、見た目や歯の健康にどのような影響を与えるのでしょうか。

見た目の影響

噛み合わせが悪い代表症状としては、「上顎前突(出っ歯)」「反対咬合(受け口)」「開咬(奥歯は噛み合うが前歯は噛み合わない状態)」「過蓋咬合(前歯の噛み合わせが深い状態)」「空隙歯列(すきっ歯)」「顔面非対称(顔と顎の中心がずれている状態)」などが挙げられます。

これらのような症状があると、口元や顎が前に突き出してしまうなど、見た目の問題が生じやすくなるようです。

また、八重歯をはじめとした「叢生(歯並びが乱れた状態)」も見た目だけではなく、噛み合わせにも悪影響を及ぼします。

歯の健康への影響

噛み合わせの悪さによって、きちんと咀嚼できないことをはじめ、片側だけで噛む癖がついたり、一部の歯だけに負担がかかってしまったりということが生じ、歯や口腔、顎への様々な悪影響が生じます

きちんと咀嚼できないと、食物が十分に小さくならないうちに消化器へ送り出されてしまうため胃腸への負担が大きくなりますし、片側だけで噛む癖や偏った顎の使い方をしていると、顎の筋肉バランスが悪くなり、肩こりや頭痛を招くこともあるのです。人によっては自律神経に影響がでる場合も。

また、最近では若い女性を中心に顎関節症が急増しています。顎関節に異常が生じることにより、口を大きく開けられない、咀嚼時に痛みや異音を感じるなどの症状が現れる疾患です。その原因の1つが噛み合わせの悪さといわれています。

噛み合わせの悪さの原因

噛み合わせの悪さの原因は、「遺伝」「発育障害や癖」「虫歯」「生活習慣」の4つに大別されます。

【遺伝】

親の骨格が子にも遺伝することにより、親に噛み合わせの悪さがあった場合に、子が似たような噛み合わせや歯並びになるものです。

【発育障害や癖】

何らかの理由で、骨の部分的な発育障害があった場合、顎の変形などが生じ、噛み合わせが悪くなることがあります。また、指しゃぶりや爪噛み、頬杖、歯ぎしり、偏った咀嚼、うつ伏せや横向きの寝姿勢などといった癖は、噛み合わせの悪さを招くので、思い当たる場合には改善の努力が必要です。

【虫歯】

虫歯や歯周病を治療しないまま放置していたり、歯が抜けたままにしておいたりすると、歯が正常な位置からずれてしまい、噛み合わせが悪くなってしまいます。

【生活習慣】

噛み合わせを悪くするのは、歯や顎だけの影響ではありません。悪い姿勢や同じ動作の繰り返しをしていると、筋肉のバランスが崩れます。体はそれを無意識にカバーしようとするため、徐々に重心がずれていき、結果として噛み合わせも悪くなってしまうのです。これは逆も然り。噛み合わせが悪いと筋肉のバランスが崩れ、姿勢も悪くなり、肩こりや頭痛などの体調不良を招くようになってしまいます。

噛み合わせの矯正方法

噛み合わせの矯正方法には、「ブラケット矯正」「マウスピース矯正」「インプラント」「顎矯正」などがあります。

【ブラケット矯正】

ブラケットという矯正装置を歯に装着し、ワイヤーの力で歯並び・噛み合わせを整えます。歯の状態により数カ月から数年ほどの治療期間がかかる治療です。

【マウスピース矯正】

自分の歯並びに合わせた透明なマウスピースを一定時間以上装着し、噛み合わせを矯正する治療法です。取り外しができるので、ブラケット矯正に比べると自由度が高い方法ですが、自由度が高い分、きちんとした装着時間を厳守するなど自己管理が必要となってきます。

【インプラント】

チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み人工歯を作ることで、噛み合わせを矯正する治療法です。

【顎矯正】

顎のずれが生じている場合には、噛み合わせと同時に顎の矯正も行うことでより正確に矯正が可能となります。

噛み合わせの矯正には以上のように様々な方法がありますので、歯科医師によく相談し、自分に合った方法での矯正治療が望ましいといえるでしょう。

噛み合わせを矯正することのメリット

噛み合わせを矯正することにより、審美面でのメリットはもちろんですが、歯や口腔内の環境が改善され、虫歯や歯周病の予防など歯の健康面にも良い影響がもたらされます。

また、咀嚼機能改善による消化器への負担軽減、顎の筋肉バランスが整うことによる肩こりや頭痛、自律神経失調などの体調不良の緩和、顎関節症の予防なども噛み合わせを矯正することのメリットといえるでしょう。

噛み合わせの矯正にかかる費用・治療期間

噛み合わせの矯正治療は、保険適用外となりますので、クリニックにより費用が異なります。

治療方法にもよりますが、一般的な目安は以下の通りです。

治療期間についても、治療法や個人差によって異なりますが、ブラケット矯正・マウスピース矯正…1~3年程度、インプラント…半年~1年半程度、外科的処置の必要な顎矯正…2~3年程度の場合が多いようです。

噛み合わせを矯正した人の体験談

「噛み合わせの大切さを痛感しました」

五年前インプラント治療を行ったのですが、最近になって噛み合わせが悪くなってきました。前歯は噛み合うのに、奥歯が浮いたまま。この不自然な噛み合わせの影響で血圧上昇や肩こり、不眠などの体調不良も現れてきてしまいました。

この状態では顎が疲れてくるので、仕方なく短く切ったストローを奥歯で噛んで過ごした時期も…。しかし、根本的な解決にはならず、困り果てていました。

噛み合わせの治療について自分なりに情報を集め、ようやく自分に合うクリニックを見つけて、治療を開始。

噛み合わせの治療を始めて1年半ほど、ようやく正常な噛み合わせになりました。同時にこれまで悩まされていた不快な症状も改善。

噛み合わせの矯正治療を経験し、歯の噛み合わせがこんなにも健康に影響することを痛感、改めて歯の大切さを実感しました。

「噛み合わせには姿勢が影響することを知りました」

噛み合わせの悪さと、顎の痛みや筋肉のハリ、肩こり、頭痛に数年前から悩まされていました。

噛み合わせの矯正治療で、ずれていた歯の高さを整えていただいたところ、これまで感じていた噛み合わせの違和感がなくなり、顎の痛みやその他の不調もだいぶ楽に。

歯の噛み合わせが正しいとこんなに楽なのだなと感動しました。また、矯正治療の際に、噛み合わせは悪い姿勢や癖によって、簡単に歪んでしまうことを教えていただいたので、これからは立ち方、座り方など正しい姿勢を意識して、噛み合わせがずれないように心がけていきたいと思っています。

「噛み合わせは全身の健康につながることを実感」

顔面非対称が自分でもはっきりとわかるほどで、常にひどい肩こり、顎関節症に悩まされていました。

もともと歯並びも悪かったのですが、一部の奥歯の欠損も生じており、整体やマッサージを受けても効果がないのは、歯のせいなのではと考えるようになり、矯正治療を決断。

歯並びと噛み合わせを矯正治療した結果、咀嚼が楽になり、顔の歪みも緩和されたように感じられます。

噛み合わせは日常的に意識することは少ないと思いますが、今回の治療を通して、噛み合わせをはじめとした歯や口腔の健康は、全身の健康につながっていることを実感しました。

矯正治療を終えた現在は、毎日おいしく食事をすることができており、矯正治療を受けてよかったと思っています。

「顎のずれが噛み合わせの悪さを引き起こしていました」

10年ほど前から右顎の違和感があったのですが、歯が当たる音がする位だったので特に治療をすることなく放置。しかし、痛みが出始めたのをきっかけに矯正治療を始めることになりました。

自覚症状は顎の痛みだけだったのですが、前歯の噛み合わせの悪さがとても深刻であることが明らかに。前歯は20数年前に差し歯にしてあったのですが、長年の顎の位置が悪かったせいで噛み合わせがずれてしまっていたようです。

矯正治療を受けたことで、顎の痛みや違和感が落ち着いたと同時に、咀嚼がしやすくなったこと、発音がしやすくなったことを実感しています。

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