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矯正歯科もセカンドオピニオンはした方がよい?

「矯正治療で、セカンドオピニオンは大げさかな」と、考えるのは不要です。矯正歯科も、セカンドオピニオンを受けてかまいません。基本的に、セカンドオピニオンはどんな治療でも受けられます。

ガンのように、生命に関わる病気だけを対象にしていません。ただ、矯正歯科のセカンドオピニオンを受けたほうがいいメリットやタイミングはあるのか、疑問もあるでしょう。歯科矯正のセカンドオピニオンを検討している方は、この記事をチェックしてみてください。

受けるメリットはある?

セカンドオピニオンを受けるメリットは、歯科矯正について不安や疑問を消したりするのに有効な点です。セカンドオピニオンを受けることで、他の医師の医療的な観点から違った意見を求められます。

医師の知識や技術や方針により、治療法や期間や費用は千差万別です。たとえば、楽観的な診断をしやすい医師と、石橋を叩いて渡る医師とでは、治療期間も異なります。治療後、歯の並びはキレイになっても、食事をするときかみ合わせが悪ければ問題でしょう。

セカンドオピニオンは、治療前、治療中、治療後、経過全般で不安や疑問を解消するために有効な点がメリットです。

セカンドオピニオンを受けるタイミングは

治療計画が適切か不安になったとき

歯列矯正は長期間に渡ることから、多くの矯正歯科で治療計画を提出してくれます。治療計画を確認中に、治療法や期間や費用に引っかかる場合もあるでしょう。

自分である程度調べていると、医師が期待していた治療法の提案をしてくれない場合もあります。しかし、直接疑問をぶつけるのが怖い、不安になったらセカンドオピニオンを受けるタイミングです。別の医師の見解を聞き、納得した上で治療を受けられます。

矯正中に不安が大きくなったとき

矯正をはじめたものの、治療期間が思った以上に長引くと不安になるのも当然です。医師が判断ミスを行ったのではないかと思えば、治療法や医師への疑念につながります。不安を抱えたまま我慢して治療を受けるのも辛いでしょう。

治療中、不安になったときセカンドオピニオンを受けるのも有効です。他の医師に経過を診断してもらい、問題がなければ適切な治療だと安心できます。

治療後で納得できなくて不安なとき

矯正装置を取り外す段階になったとき、納得できないケースは出てくるものです。イメージしたよりキレイに矯正できなかった例が挙げられます。また、最初の医師の診断と完了後の結果が、微妙に違う気がすればモヤモヤした状態で過ごさなければなりません。

精神的に負担を抱えるのも問題です。矯正装置を外し、歯が元に戻らないように固定をする期間を保定期間といいます。保定期間中や保定期間後も、セカンドオピニンを受けるタイミングです。

治療法は適切だったか、現状の段階でも再治療は可能かなど詳しく確認できます。基本的に、不安になって他の歯科医師の見解を聞きたくなれば、セカンドオピニオンを受けるタイミングなのです。

受ける理由にはどんなものがあるのか

抜歯や歯列矯正の必要性の確認

歯列矯正では、抜歯が求められるケースもあります。そもそも、歯列矯正をしたくない方にとっては、他に治療法がないか確認したくなるものです。本当に抜歯や歯列矯正しかないのか選択肢の確認をするために、セカンドオピニオンは適しています。

歯列矯正の選択肢を増やす

歯科矯正も、医療の発展によりさまざまな治療法が確立されています。代表的な歯列矯正として、ワイヤーを使った方法が挙げられます。ただ、歯の表にワイヤーを装着しているのが恥ずかしいと感じる方もいるでしょう。

しかし、ワイヤーひとつとっても、歯の表ではなく裏に装着したり、透明なタイプもあったり、目立たなくする治療法もあります。ワイヤーのカラーバリエーションも増えて、おしゃれなものも登場しているのです。ワイヤーではなく、透明なマウスピースによるインビザライン治療もあります。

セカンドオピニオンを受けることで、都合や事情に合う他の治療法を見つけられる可能性もあるのです。

治療期間や治療結果や費用の確認

治療期間を短くしたい、治療結果やかかった費用が納得できないときの確認でも、セカンドオピニオンは有効です。最初に提案された期間より、短い治療法はないのか確認できます。すでに治療をはじめており、治療計画より長くなってうんざりしている方にとってセカンドオピニオンは助けになるでしょう。治療は適切だったのか、費用は高額過ぎないかなどの確認でも有効です。

セカンドオピニオンをおこなう歯科クリニックの選び方

歯科矯正に必要な設備や機器を導入している

歯科矯正は、レントゲンや歯科用CTなどの医療機器が必要です。最新設備を導入し、検査に限らず自分の医院でも歯科矯正ができる環境が整っている歯科医院に相談したほうがいいでしょう。

ホームページを持っている歯科医院の多くで、機器の紹介をしているためチェックしてみてください。

歯科医の歯科矯正に関する専門性や実績を確認

歯科医も得手不得手があり、歯科矯正や審美面を得意にしている方もいれば、虫歯治療やインプラントのほうを得意にしている方もいます。歯科矯正だけ見ると、矯正歯科学会に所属しているだけではなく、認定医や指導医や臨床指導医などもいるのです。

中でも臨床指導医は、医師を教育できるだけの知識と技術力がなければなれません。歯科矯正の実績はどの程度あるか確認して、セカンドオピニオンを受ける歯科クリニックを選んだほうが無難です。

矯正担当医がいつもいる

歯科クリニックによっては、矯正担当医が常勤していないケースもあります。非常勤だと、治療期間中にいなくなるケースもあるのです。矯正治療は短期間で終わらないため、矯正担当医が常勤している歯科クリニックを選んだほうがいいでしょう。

歯科矯正期間中に突発的なトラブルがあっても、担当医師が休日だとすぐに診断してもらえないリスクもあります。その点で、矯正担当医が常勤しているほうが安心です。

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンの流れ

セカンドオピニオンの流れと注意点をご紹介します。主治医にセカンドオピニオンの医師を伝えて、診断してもらう病院を探してください。事前にセカンドオピニオンに対応できるか、メールや電話で問い合わせが必要です。

主治医に必要な資料をもらいます。主治医がセカンドオピニオンを断っても、受診は可能です。セカンドオピニオンを希望する旨を伝えて予約をし、日時を決定します。

予約した日に来院し、主治医からの資料を渡してカウンセリング、分析と診断です。セカンドオピニオンが終わったら、今後の治療について主治医に伝えてください。転院する場合は、その旨をきちんと伝えましょう。

セカンドオピニオンの注意点

セカンドオピニオンでも納得できる診断をもらえないからといって、いくつも受けるのはNGです。最低、3回と回数を決めないとキリがありません。

セカンドオピニオンを決定する前に、主治医とも治療方針をしっかり相談してください。他に治療法がないか相談すると、また別の提案をしてくれることも多いからです。

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