「いざ、矯正歯科へ!」と思っても、どのクリニックを選んだらよいのか迷ってしまう方は多いはず。そこで、『費用が安い』、『夜まで診察している』など、矯正歯科を選ぶ際にこだわりたいポイント別に、注意点やオススメのクリニックを紹介します。 自分が足を運びやすいクリニックを選び、費用や内容に納得できる形で治療をスタートさせることが成功への第一歩。まずはしっかり吟味して矯正歯科を選びましょう。
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矯正歯科を選ぶ基準の一つとなる、日本矯正歯科学会の認定医・専門医・指導医についてまとめています。
矯正治療の認定医・専門医・指導医とは、歯科医師として経験を積んだ後、日本矯正歯科学会の検定を受け、合格した者にのみ与えられる資格です。矯正治療は特別な資格がなくても、歯科医師の免許を持っていれば治療が行えます。しかし、歯科医師の能力が低いために、トラブルとなるケースも多くあるようです。
そのようなトラブルに巻き込まれないためにも、技術が認められている認定医・専門医・指導医による治療を受けましょう。
こちらでは矯正医の資格として代表的な日本矯正歯科学会の認定医・専門医・指導医について詳しく紹介します。
日本矯正歯科学会の認定医とは、日本矯正歯科学会認定医委員会の審査に合格した者にのみ与えられる資格です。
矯正治療は、歯科医師免許を持っていれば矯正治療の専門的な知識がなくても行えるため、質の低い矯正治療を行っている歯科医師もいる…という現状があります。
そのような状況を鑑みて、矯正歯科医業の水準の維持と向上を図るために、認定医の資格が設けられました。その難しさから、認定医の資格は歯列矯正を行っている歯科医師の中で15%程しか持っていないとも言われています。
認定医の資格を取得するには、以下の要件を満たしている必要があります。
認定医の資格を持つ医師は、これらの厳しい条件をクリアしています。適切な矯正治療を受けたい人は、認定医以上の資格を持つ医師に治療してもらいましょう。
日本矯正歯科学会の専門医とは、認定医よりもさらに豊富な経験と知識を持つ人に与えられる資格です。
専門医の資格は、矯正治療に必要な高度な臨床技能と知識の向上を奨励し、良質な医療を患者に提供するために設けられました。日本矯正歯科学会の専門医は、厳しい条件をクリアしなければ資格を取得できないため、資格を持っている歯科医師は320人ほどしかいません。また、5年ごとに資格の更新も必要で、その際にはまた厳しい審査が行われます。
高い技術による治療を受けたい人は、日本矯正歯科学会の専門医がいるクリニックで治療を受けましょう。
専門医の資格を得るには、以下の要件を満たしている必要があります。
これらの条件をクリアし、学会の審査に合格した医師にのみ専門医資格が与えられます。また、専門医資格を更新するには、5年ごとに学会の認めた学術集会において3症例を報告し、審査に合格する必要があります。
日本矯正歯科学会の指導医とは認定医を育成し、指導的役割を果たす者のこと。指導医の資格を得るには、学会に申請し、認定医委員会の審査に合格する必要があります。
指導医は患者を治療するだけでなく、歯科医師の育成が主な仕事。矯正治療の普及・推進には欠かせない、歯科医師の技術や知識を向上させるための重要な役割を担っています。
日本矯正歯科学会の指導医の資格を得るには厳しい要件を満たす必要があるため、この資格を持つ歯科医師は少ないのが現状。指導医の資格を持つ医師は豊富な知識と経験を有している証拠だと言えます。
指導医の資格を取る条件として、以下の要件を満たしている必要があります。
指導医の資格は専門医のように技術審査がありません。大学の付属病院で矯正歯科臨床に関して3年以上教育を受けることなどが求められており、治療そのものより教育や研究活動を重視した資格であると言えます。
認定医は5年以上の臨床経験や学会での発表などに合格した歯科医師で、矯正歯科の資格のなかでは比較的取得しやすい部類です。そのため、この資格を持っている歯科医師は必要最低限の技術を有していると言えます。
対して、専門医は医師が自分で行ってきた症例を発表し、学会の審査員が技術審査を行います。その技術審査では厳しい基準が設けられているため、高い技術を持っている歯科医師でないと資格を得られません。
専門医は資格を得るときに技術審査が行われるため、患者が高い技術を持つ歯科医師の治療を受けたいと考えたときに、とくに参考にしやすい資格です。
対して、指導医は歯科医師への指導を目的とした資格であり、資格を得るときに行われる審査では技術審査は行われません。指導医の審査では、大学などの教育機関で指導を行った年数が資格取得の基準。そのためいくら技術が高くても、大学に所属せず治療だけを行ってきた歯科医師は指導医の資格は取れません。
日本矯正歯科学会は、歯科矯正学や矯正歯科臨床の進歩と発展を目的に、1926年に設立された学会です。日本全国の矯正歯科医師を中心に、6,500名以上の会員が所属しています。2020年には日本矯正歯科学会が主催団体として、国際矯正歯科会議を開催するなど、日本の矯正歯科を進歩・発展させるためにさまざまな活動を行っています。
日本矯正歯科学会では、矯正歯科学の進歩と発展を達成するために、学術大会の開催や認定医・専門医などの資格を設定しています。認定医の資格は1990年、専門医の資格は2006年に創設されました。現在は約3,000名の認定医と約300名の専門医が所属しています。
日本歯科矯正専門医認定機構は、患者が安心して矯正治療を受けられるように、信頼できる治療技術を持つ歯科医師を認定するシステムが必要と考え、2004年より認定審査を実施している認定機構です。
日本歯科矯正専門医認定機構の審査委員は、1000症例以上の経験と矯正専門開業歴20年以上のキャリアを持つ歯科医師が行うため、厳しい目線で正当に審査が行われています。審査では「100症例以上の治療経験」という厳しい条件が設けられており、こちらに認定された歯科医師は「信頼できる技術レベルを持っている」と言えます。
現在は専門医として認められた歯科医師が約60名在籍しており、専門医として認定された歯科医師は『患者にとって最善の矯正治療結果を提供する』と公式サイトで宣言されています。
日本成人矯正歯科学会は、成人における矯正治療には矯正歯科学だけでなく、学術的・包括的な医学知識と医療技術が必要であることから、成人が受ける矯正歯科医療を進歩・発展させることを目的に1993年より設立されました。
認定医制度は成人矯正歯科治療の向上を図り、患者に最適な医療を提供することを目的に発足。認定医は2001年、専門医は2006年に制度がスタートしています。
専門医制度は、成人や成人に至るまでのあらゆる年齢層に対する矯正歯科治療に精通している歯科医師を養成することで、成人矯正歯科医治療の向上を図り、国民の健康を保つために設けられています。現在は認定医が約250名、専門医が約90名所属しています。
日本舌側矯正歯科学会は、日本における舌側矯正を発展させるために、高度な術式を習得するための場を提供することを目的として、1988年に設立されました。現在は647名を超える歯科医師が所属しています。
日本舌側矯正歯科学会では、総会や舌側矯正のタイポドントコースの開催、海外の舌側矯正学会での発表など、多岐にわたる活動を行なっています。
また、舌側矯正医療の高度な水準の維持と向上を図り、社会に適切な医療を提供するために、リンガル矯正認定医制度を2005年から設けています。リンガル矯正認定医は現在約30名ほど。この資格を有している歯科医師は、一般的に難しいとされている舌側矯正の知識と経験が豊富であると言えます。
矯正治療は虫歯治療や歯周病治療などの一般歯科とは診療内容が大きく異なります。治療を行うには、矯正に関する専門知識と技術が必要です。しかし、現在日本では、歯科医師の免許を持っている人は誰でも矯正治療が行えるため、クリニックによって矯正治療の技術に大きな差があるのが現状です。
万が一のトラブルに巻き込まれないためには、高い技術を有する歯科医師がいるクリニックを選ぶ必要があります。見極めるポイントは医師が矯正治療に関する資格を有しているかどうか。そのほか、実際に通っている患者の口コミ評判や、定期検診に継続して通うために交通面や診療日程などの通いやすさにも着目しましょう。
「いざ、矯正歯科へ!」と思っても、どのクリニックを選んだらよいのか迷ってしまう方は多いはず。そこで、『費用が安い』、『夜まで診察している』など、矯正歯科を選ぶ際にこだわりたいポイント別に、注意点やオススメのクリニックを紹介します。 自分が足を運びやすいクリニックを選び、費用や内容に納得できる形で治療をスタートさせることが成功への第一歩。まずはしっかり吟味して矯正歯科を選びましょう。