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矯正治療すると顎関節症になる?

「虫歯」「歯周病」に続く第3の歯科の病気に「顎関節症」があります。

顎関節症になってしまう原因は何なのでしょうか。また、歯の噛み合わせを治す歯科矯正治療とは関係があるのでしょうか。ここでは、顎関節症の原因や、矯正治療との関係について解説していきます。

顎関節症とは?

顎関節症になると

といった症状が表れてきます。

顎関節症は命に関わったり生活に大きな支障を及ぼす病気ではありません。そのため、症状が「顎が鳴る」のみで、特に痛みを感じない場合、治療せず放置したままでも構いません。ただし、悪化すると顎の痛みだけでなく、首や頭まで痛くなる場合もありますから、強い痛みを伴う場合は医師の適切な指導を受ける必要があるでしょう。

顎関節症の原因

顎関節症は、顎関節の炎症や関節円板のズレ、または咀嚼筋の炎症によって起こるといわれています。では、なぜこれらの炎症やズレが起こってしまうのでしょうか。原因については何か一つの理由があるわけではなく、複数の因子が積み重なった結果だと考えられています。

以下に、顎関節症の要因だと考えられることをいくつか挙げておきます。

かみ合わせが悪い

かみ合わせの悪さが、顎関節症を引き起こす要因になっている場合があります。ただ、矯正治療をしてかみ合わせを治せば、必ず顎関節症が治るのかというと、必ずしもそうとはいえません。かみ合わせは顎関節症の因子の一つにすぎず、全く関係がない場合もあるためです。

歯ぎしりやくいしばり(ブラキシズム)

歯ぎしりや食いしばりなどのことを「ブラキシズム」と呼びます。ブラキシズムが顎関節や咀嚼筋などに大きな負担を与え、顎関節症を引き起こしてしまうこともあります。特に、寝ている間に無意識に音が出ない歯ぎしりをしている人も多く見られます。

悪い生活習慣

左右どちらかの顎ばかりを使って食べ物を噛む癖や、頬杖を付いてしまう癖、猫背、受話器を肩で挟んでしまう癖など、顎に大きな負担をかけてしまうような悪い生活習慣が顎関節症を引き起こしているかもしれません。

ストレス

最近、仕事や学校、家庭などで、何らかの新しい変化や、プレッシャーのかかるような出来事はありませんでしたか。それらが知らず知らずのうちに筋肉の緊張に繋がり、ブラキシズムをもたらし、その結果顎関節症を引き起こしているのかもしれません。

外傷

顎をぶつけてしまい、そのせいで顎関節や咀嚼筋が炎症を起こして、顎関節症を引き起こすことも。歯の治療など口を大きく開け続けていたことが原因で、炎症を起こす場合もあります。

矯正治療中に顎関節症になってしまったら

矯正治療中に顎関節症の症状が出ても、それは矯正治療が原因となって起こったものではありません。そのため、治療を中断する必要はないとされています。

普段のときと同じように、顎から音が鳴るだけで痛みがないのであれば、特別な対処の必要はありません。もしも痛みがあるなら、矯正装置を一旦外したり、矯正力を一時的に緩めて様子を見る場合も。場合によっては、マッサージをしたり、消炎鎮痛剤を使うこともあります。

矯正治療後に顎関節症になってしまったら

矯正治療中は歯が装置に覆われて普段と異なる状態になっており、顎関節や咀嚼筋の反応も鈍感になっていることがあります。そのため、自分では矯正治療を終えた後に顎関節症の症状が出たと思っていても、実際は元々あった症状が矯正期間中で感じにくくなっていただけ、矯正を終えてその症状が再度はっきり現れるようになっただけ、という可能性が高いのです。

まとめ

顎関節症はさまざまな要因が積み重なって起こるもので、何か一つの理由だけで起こるものではありません。歯科矯正治療も、それによって顎関節症が起きてしまうこともないし、逆に顎関節症を改善する手段として捉えるのも違う、ということをおさえておきましょう。

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