裏側矯正(舌側矯正)

歯の治療

歯の裏側にブラケット(矯正装置)を装着する“裏側矯正”について、治療効果や特徴、メリット&デメリットなどをまとめて解説しましょう。

裏側矯正で評判の渋谷区の矯正歯科クリニック

はちやデンタルクリニック

JR原宿駅、地下鉄明治神宮前駅からも近い便利な立地の矯正歯科クリニックです。

リンガル矯正には、セルフライゲーションシステムを採用しているので、痛みが少なく治療期間も短縮可能。従来のリンガルブラケットと同価格で治療できます。また、前歯のみの治療の場合は、リンガル矯正とマウスピース矯正を併用する方法も選択できるそうです。

内訳 合計費用
  • 検査料・診断料…50,000円
  • セルフライゲーション舌側成人矯正料(装置代)
    …950,000円
計…1,000,000円

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渋谷矯正歯科

JR渋谷駅の東口から徒歩3分のところにある、裏側矯正専門のクリニック。

2007年から大人のための見えない矯正治療を専門に行っており、歯科用CTやデジタル3Dスキャンを使って治療計画をコンピューターシュミレーションし、治療期間を短縮しています。インビザラインによるマウスピース矯正や外科治療と併用することも可能です。

内訳 合計費用
  • 診断料…35,000円
  • 基本治療費…1,250,000円
計…1,285,000円

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矯正していることが分からないリンガルブラケット

金属製のブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着して行う治療法。舌側に付けるので、リンガル(舌側)矯正とも言われています。

表からはほとんど見えないので、接客業の方など、矯正していることを気付かれたくない人におすすめの方法です。最近は、目立ちやすい上顎のみを裏側矯正、下顎は表側矯正と組み合わせて行うハーフリンガル矯正を選ぶ方が多いようです。

フルリンガルとハーフリンガルの違い

ブラケットをすべて裏側から取り付ける治療を、リンガル、あるいはフルリンガルと呼びます。通常リンガルブラケットと言えば、すべてのブラケットを裏側につける治療法を指します。

そして上の歯は、裏側から矯正器具を取り付けて下の歯には従来のように前側から付ける矯正器具をつける治療方法が、ハーフリンガルです。単純に上半分がリンガル(舌側)ということです

フルリンガルのメリット

ブラケットがすべて裏側に付いているため、ハーフリンガルよりも目立ちにくく、大きく口を開けないかぎり目立たずに治療できます。にっこりと口角を上げて笑うくらいなら、ほとんど気づかれないでしょう。

ハーフリンガルのメリット

ハーフリンガルはフルリンガルに比べて値段が控えめなので、治療に踏み切りやすい点がメリットになります。

また、舌に触れやすいのは上の歯よりも、下の歯の裏側ですから、違和感が少なく矯正ができるところもメリットです。

そして、フルリンガルができない人でもリンガル治療を受けられる可能性があります。すべての人がフルリンガルで治療できるとは限りません。なぜかというと、歯の表面に装着するのに比べて、かみ合わせによって歯にぶつかりやすい場所が多いからです

フルリンガルができないと言われてしまう人であっても、目立たない矯正ができる点は大きなメリットでしょう。

裏側矯正をおすすめなのはこんな人

これまで歯の矯正に抵抗があってそのままになってきた人におすすめです。日本人は歯並びが気になっている人が多い割に、歯の矯正器具に対してあまりいいイメージを持っていない人が多いそうです。目立たないなら歯並びを治したいと考えている人は、見えにくい裏側矯正を考えてみてください。

また、結婚式など大きなイベントの主役になる人、スピーチが必要な人、プレゼンテーションが多い人、接客や営業の仕事をしている人など、口元を見られる可能性が高いけれど、歯並びが気になっている人におすすめです。目立たないように、印象のいい歯並びを手に入れることができますよ。

より目立たない矯正といえばフルリンガルですが、もともとより目立ちやすいのは下よりも上の歯ですから、ハーフリンガルでも十分目立ちにくくはなります。

裏側矯正のメリットとデメリット

裏側矯正は、表から見えないのが最大のメリット。

矯正治療中は歯みがきが難しくなるので虫歯ができやすいのですが、歯の裏側は元々虫歯になりにくいため、表側矯正よりも虫歯リスクが低い点も評価できます。しかし、舌側にブラケットを装着すると、しゃべるときに舌が当たって発音しにくかったり、慣れるまでは違和感が強いことがあります

また、表側矯正より治療費がかなり高額になることもデメリットと言えます。

メリット デメリット
  • 矯正していることを周囲から気付かれにくい
  • 表側矯正よりも虫歯になりにくい
  • 歯を舌で押すクセを直しやすい
  • 表側矯正より治療費が高額になる
  • 慣れるまで発音しにくかったり、違和感が強かったりする
  • 金属アレルギーの方は装着できない

裏側矯正なら気づかれにくい理由

歯科矯正の「目立ちやすい」点を解消してくれるブラケットが、裏側矯正です。フルリンガルが目立ちにくい理中は、言うまでもなくブラケットが表側に出ないからです。

またハーフリンガルであっても十分目立ちにくい理由は、通常飲んだり食べたりしているとき、そして人と会話をしているとき、上の歯の「裏側」が見えることはほとんどないからです。

下の歯煮付けられたブラケットは、裏側であっても大きく口を開けると見えることもありますが、従来の表側から付けるブラケットに格段に比べれば見える部分が少なく、矯正していることがわかりにくくなります。

虫歯になりにくい理由

その理由は、唾液。唾液には抗菌作用があり、口のなかで雑菌が繁殖しにくいようにコントロールする役目があります。歯の裏側のほうが唾液に触れている時間が長く、歯の表面に比べて乾きにくいですよね。

裏側に装着したほうが虫歯になりにくいと言われているのは、唾液による抗菌作用を発揮しやすくなるためです

ですがブラケットが装着された部分はどうしても歯をみがきにくくなるので、装着時に指導された通りに歯のケアを十分に行う必要はあります。

歯を舌で押すクセを直しやすい理由

歯の裏側にブラケットを装着すると、どうしても舌とぶつかりやすくなります。そのため違和感を抱きやすいのが裏側矯正のデメリットなのですが、これは舌で歯を押してしまう悪癖を直すにはいいチャンスでもあるのです

金属が舌に触れて美味しいと感じる人はまずいませんし、これまでなかったものにぶつかるとどうしても違和感があります。ですからブラケットが舌に触れることで、舌の動きを普段よりも意識するのは当然のことでしょう。

そして意識しやすくなるため、歯を舌で押すクセは良くないと認識していれば舌の癖を治しやすくなるというわけです。ですから、よりクセを治しやすいのは舌が触れやすく違和感が強くなりやすいフルブラケットということになります。

ちなみに舌で歯を押してしまう癖がある人は、歯並びが悪くなりやすい人が多く、また発音がしにくい人もいます。舌のくせを改善できると、顔がたるみにくくなったり、滑舌がよくなったりすることがありますし、再度歯並びが悪くなる危険は少なくなります。

意外と歯を舌で押すクセを直すことにはたくさんのメリットがあるのです。

表側矯正より治療費が高額になる訳

非常に単純な理由で、表側からの矯正よりも難しいためです。表側からのほうがブラケットを付けやすいというのは、簡単に想像できるはずです。そもそもできる技師が少なく、表側からの治療よりも難しいため高額になってしまいます。

ただ、ブラケット矯正は、表側からであっても平均して80万程度は必要になります。裏側矯正はハーフブラケットであっても100万を超えるケースが多いのですが極端に高額というわけでもないのです

通常裏側矯正は従来の表側からの矯正よりも時間がかかることが多いので、治療時間の長さも高額になりやすい理由の一つです。ハーフブラケットの場合は、フルブラケットよりも矯正しやすいのでフルブラケットよりも治療期間が短くなるのが普通ですから、ハーフブラケットよりも安くなります。

また、最近は裏側矯正の需要が増えてきたためか、以前より安い価格で裏側矯正を提供しているクリニックも出てきました。

慣れるまで発音しにくかったり、違和感が強かったりするのはなぜ

日常しゃべっているときの舌の動きは、ほとんど無意識のものでしょう。歯の裏側にブラケットがある場合、しゃべるときにどうしても舌に触れやすくなります。今までなかったものを意識してしまうと、舌の動きが通常通りとはいかなくなるため、発音がしにくい、違和感が強い、そうした感想になる人が多くなります。

また、舌がぶつかりやすいのは下の歯の裏側なので、フルブラケットに比べればハーフブラケットのほうが違和感は少なく、発音もしやすくなります。

金属アレルギーの方は装着できない理由

ブラケットやワイヤーなど金属製のものを使って治療するケースがほとんどです。そもそも金属アレルギーは遅延型過敏症に分類され、アレルゲンとの接触が48間以上経ってから引き起こされるもの[注1]。

そして長い時間装着するものなので金属アレルギーの症状が出やすくなると言われています。

なぜ金属が溶け出すのかについてははっきりしたことはわかっていませんが、アクセサリーやマウスピースとは異なり簡単に取り外しできないものですから、金属アレルギーの不安がある人は装着できません。もちろんこれは裏側矯正に限らず、前側矯正であっても同じです。

ですが、さらに高額にはなりやすく、金属より寿命は短く、脆くなりますが、金属を使っていないブラケットを使えるクリニックもあります。また、それほど歯並びがひどくないようならマウスピースでも矯正は可能です。

[注1]日本補綴歯科学会誌 / 8 巻 (2016) 4 号:歯科金属アレルギーの現状と展望 補綴主導の歯科金属アレルギー診療ガイドライン策定[PDF]

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