クイック矯正

歯

クイック矯正はセラミックなどの素材で作られた人工的な歯を被せたり貼り付けることで、整った歯並びに見せる治療です。ワイヤーによる歯列矯正とは治療法や治療期間も異なります。

ここではクイック矯正とワイヤー矯正の違いや、歯並びを矯正するときの注意点などを解説します。

クイック矯正の治療の流れやメリット・デメリットなど

クイック矯正は「セラミック矯正」とも言われる治療法です。治療方法は、先述したとおり自分の歯の上に人工的な歯を被せる、あるいは貼り付けるというもの。

クイック矯正には大きく分けて2つの治療法があります。ラミネートベニアを使用するもので、もうひとつはクラウンを使用するものです。ラミネートベニアは歯の表面を少し削り、歯の形をした薄い板(シェル)を貼り付けるという治療法。一方クラウンは歯の上部を細く削ったり土台を取り付けて、その上から人工的な歯(クラウン)を被せる治療法になります。

クイック矯正は自費となり、保険適応外です。費用の目安はセラミッククラウン1歯が7万~15万円です。

クイック矯正の治療の流れ

クラウンを被せる場合の治療の流れとしては、まず自分の歯の上部を削り細くして、土台となるものを取り付けます。その上にセラミックでできた人工的な薄片、あるいは被せ物を取り付けて完了です。

ラミネートベニアの場合は歯の表面全体を非常に薄く削り、歯の前面にラミネートベニアを特殊な接着剤を使って取り付けます。

治療後は被せたものの状態や、自分の歯の状態をチェックするために定期的に受診することが大切です。

最大のメリットは治療期間の短さ

クイック矯正の最も大きいメリットは、治療期間が歯列矯正に比べると短いことです。

歯根を動かして歯並びを整える治療ではないため、ラミネートベニア、クラウンのどちらも一般的には2週間〜6ヵ月程度の治療期間となります。

また、歯列矯正時に発生する治療の後戻り(歯が元の位置に戻ろうとする動き)もありません。

歯を白くしたいと希望する場合も、クイック矯正でお手軽に白い歯を実現できます。ただ単に白いだけでなく、自分に合った最も美しい色味に調整していくことが可能です。

デメリットは健康な歯を削る必要があること

一方、クイック矯正最大のデメリットは、セラミックの薄片やクラウンを装着する際に健康な歯を削る必要があることです。ケースによっては神経を抜く必要が出てくることもあります。

さらに、歯が重なり合っている場合は、被せ物をするために邪魔になる歯を抜く必要が出てくるケースも。

こうした治療過程における歯を削る、神経を抜くという行為が歯の寿命を短くする可能性もあります。

また、歯根から動かして物理的に歯の並びを矯正する治療ではないため、全体的なかみ合わせを改善することはできません。歯並びによっては、この治療法が行えない場合もあります。

一部の歯並びを整えたい・短期間で済ませたい人に適している

クイック矯正は、全体的な噛み合わせは問題ないものの、前歯数本など一部の矯正をしたいという場合におすすめです。

また、歯の黄ばみが気になる人にとってはセラミックのきれいな人口の歯を装着するクイック矯正がぴったり。

近いうちに人前に出る機会があるため治療期間を短時間で済ませたい、といった人にとってもクイック矯正が適しています。

ワイヤー矯正の治療の流れやメリット・デメリットなど

歯列矯正は、矯正装置を使って自分の歯を根っこから動かし、歯並びを整える治療のことです。これにより噛み合わせなども矯正されます。

歯の表面に器具をつけてワイヤーを通し、整えたい位置を固定し、歯をゆっくりと理想の位置まで動かして歯並びを整えていきます。

最大の特徴は、自分の歯自体を整った並びに矯正できることです

治療費は保険適用外、一般的には医療費控除外です。全顎矯正の場合で、一般的な費用は100万円程度となります。

ワイヤー矯正の治療の流れ

まず歯の診断を受け、虫歯や歯周病など、治療すべき箇所を確認します。歯列矯正用の器具を装着した後ではこうした治療がやりにくいため、予防を含め、口腔内の健康維持についての指導を受けます。

その後、器具を装着。装着後は3〜6週間に1回程度のペースで通院し、状況を確認します。

器具が取れた後も歯が元に戻ろうとするため、歯を支える周囲組織が安定するまでは保定装置をつけておきます。この時期にも定期的に通院し、歯が安定しているかを確認。期間はおよそ2年間かかります。

最大のメリットは歯を削る必要がないこと

最大のメリットは健康な歯を削ることなく矯正できることです。自分の歯の位置を動かして歯並びを整えるため、歯の寿命や強度にもクイック治療に比べると少ないでしょう。

また、歯列矯正によってかみ合わせが改善されるので、かみ合わせによって誘発していた諸症状(頭痛、肩こりなど)が改善される可能性もあります。

デメリットは矯正器具の装着・治療期間の長さ

ワイヤー矯正のデメリットは、矯正装置つける必要があること。装置している間は食べかすなども付着しやすいため、こまめに歯磨きするなど口腔内衛生には気をつけなくてはなりません。

また、治療期間が長いことも懸念点です。歯並びの状態にもよりますが、治療期間として2〜3年程度を考えておく必要があります。

治療中、治療後も歯並びが安定するまでは定期的に通院する必要があり、時間的にはかなりの時間を治療に当てる覚悟が必要です。

自分の歯をそのまま維持したい人に適している

自分の歯を健康な状態で維持した上で歯並びを整えたいと希望する人は、ワイヤーによる歯列矯正を選択するといいでしょう。

治療期間が長いため、それに対応できることが条件になります。

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