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過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合とは

過蓋咬合は、ディープバイトやクローズドバイトとも呼ばれている不正咬合の1種。上下の歯を噛み合わせたときに、下の歯が見えなくなるぐらい深い噛み合わせになってしまう症状のことをいいます。

前歯が噛み合わずすき間が空いてしまうことを「開咬(かいこう)」「オープンバイト」と言いますが、過蓋咬合はこれとは真逆の症状です。

過蓋咬合は珍しい症状のため、知名度は高くありません。しかし、見た目の問題で悩んでいる人も多いようです。また、歯や歯茎にも悪影響を及ぼしてしまうので、もしかしたら…と思う方は歯科で診断を受けることをおすすめします。

これは過蓋咬合?簡単な確認方法

正常な噛み合わせでも上の前歯は下の前歯に重なるものですが、過蓋咬合は正常な状態以上に前歯が重なり過ぎてしまいます。前歯が重なり合う部分は通常は2~3mm程度。それ以上重なり合っている場合は過蓋咬合だと推測できます。

また、次の条件に当てはまる方は過蓋咬合の可能性があります。実際に上下の奥歯を噛み合わせて、条件に当てはまっていないかセルフチェックしてみてください。

  1. 歯を閉じたとき、上の歯で覆われてしまって下の歯が見えない
  2. 歯を閉じたとき、上の前歯の根元に下の歯の先端が当たる

過蓋咬合がもたらす影響とは

見た目・審美面への影響

歯並びが悪さは見た目のコンプレックスに繋がりやすく、過蓋咬合も「気になって、笑うときに口を手で隠すのが癖になってしまった」「写真は口を閉じて写るようにしている」など、悩んでいる方が多いようです。

人前で笑うのに抵抗がある、人前で話すのが苦手になった…といったケースも。気になる方は早めの治療がのぞまれます。

顎関節症のリスク

過蓋咬合の方は、顎関節症になるリスクが高いそうです。それは、下の歯が上の歯に常に覆われて圧迫されており、下あごの動きが制限されてしまうため。顎の関節に負担がかかってしまい、顎関節症になりやすくなってしまうのです。

口が開けづらい・口を開いたり閉じたりするときに変な音がなる・顎あたりに痛みがある…などの症状に心当たりがある方は、顎関節症になりかけているまたは顎関節症を起こしているかもしれません。早めに歯科医院で相談してみてくださいね。

虫歯・口内炎・歯周病のリスク

過蓋咬合は覆いかぶさっている上の前歯が、外の空気にさらされて乾燥しやすく、虫歯菌から歯を守ってくれる唾液がない状態。そのため、虫歯になりやすくなります。

また、上の歯茎を下の歯の先端が圧迫するため、傷がついたりして口内炎にできてしまうことが珍しくありません。また歯茎へのダメージが大きいと歯周病も生じやすくなります。

さらに前歯だけではなく、奥歯にも影響が。前歯が噛み合わない分、奥歯で食べ物を噛むことが多くなるので、負担が積み重なり、奥歯も歯周病になりやすく、また悪化しやすい状態になってしまいます。

被せものや入れ歯への影響

正常な噛み合わせとは言えない過蓋咬合は、食事の際など何かを噛むときに一部の歯に極端に負担をかけてしまいます。もしその歯に銀歯やセラミックなどの人工歯をかぶせたり、ブリッジや入れ歯を入れたりすると、その補綴物が割れたりヒビが入ったり壊れやすくなります。

壊れない人工歯や入れ歯をつくるためには自費の高い素材を使ったり、通常より健康な歯を削ってかぶせるものに厚みを持たせたりしなくてはなりません。

過蓋咬合の原因

過蓋咬合の原因は、大きく分けて先天的なものと後天的なものの2種類があります。

先天的な要因

まず考えられるのは、生まれつき顎の骨に問題があるケースです。上の顎の骨が長すぎる、または下あごの骨が短すぎるなど、上下の顎の骨の成長が不十分だったり大きさやバランスが適切でない場合は、過蓋咬合になることがあります。

後天的な要因

後天的な原因として考えられるのは、乳歯が抜けるのがはやすぎて歯の生え変わりに悪影響が出てしまい、噛み合わせが深くなり過ぎたケースです。また虫歯や歯周病などで奥歯が抜けたり、奥歯が小さすぎる場合などに、前歯の噛み合わせが深くなるケースもあります。

そのほか、歯ぎしりや食いしばりといった癖のせいで奥歯が削れてしまい、少しずつ噛み合わせが深くなってしまったケースも。歯ぎしりや食いしばりは過蓋咬合の方に多い癖で、治療にも影響が出てしまいます。

過蓋咬合の矯正方法

ワイヤー・ブラケット矯正

過蓋咬合は、表側矯正や裏側矯正などのワイヤー矯正で改善が期待できます。ワイヤー矯正では奥歯の高さを調整しつつ、前歯を歯茎側に動かして、歯1本1本を正しい位置に導いていきます。

表側矯正・裏側矯正どちらでも同様の効果がのぞめますが、裏側矯正は治療期間が長くなる可能性があります。ですが、過蓋咬合に合っていると言われるのも裏側矯正です。予算や希望に合わせて、医師と相談しながら治療法を選ぶと良いでしょう。

そのほかの治療法:トレーナー・マウスピース

特に初期の過蓋咬合や過蓋咬合になりかけている状態の場合は、矯正治療の必要はないかもしれません。その場合、顎の成長を促すマウスピース治療や、要因として考えられる悪癖を治すトレーニングなどが行われます。

そのほかの治療法:外科手術

顎の骨格に原因がある場合、また過蓋咬合の度合いが強い場合は、外科手術が必要になることも。また、顎関節症を併発している場合は外科手術と矯正治療を併用して、噛み合わせを改善していきます。

過蓋咬合の矯正にかかる費用相場

成人の過蓋咬合の場合、上下の歯に装置をつけるなら費用は50~70万円ほど、裏側矯正だともう少し高くなります。上の歯のみで良いと診断された場合は15~20万円ほど安くなって、30~55万円あたりが目安となります。

もちろん、治療法や症状の程度で治療費は異なります。また基本的には自費診療となりますが、先天性の特定疾患などの場合は保険が適用されるケースも。まずはクリニックで診断を受けて、費用の見積もりを確認してみてくださいね。

過蓋咬合の矯正にかかる治療期間

成人の場合、矯正期間の目安は1年半~2年、そこから保定期間が1~2年ほどかかるのが目安です。もちろん、治療期間は症状の程度や歯並びの状態、また選ぶ治療法によってもさまざま。

より詳しい治療スケジュールは、医師の目で実際に見てみないとわかりません。まずは無料相談を行っているクリニックでカウンセリングを受けてみてるのがおすすめです。

過蓋咬合を矯正した人の体験談

「下の歯がまったく見えないぐらいの過蓋咬合でした」

噛み合わせが深すぎて、下の前歯も八重歯も見えなくなるぐらい上の歯がかぶさっていました。治療は途中で妊娠したので少し長引いてしまいましたが、1年10か月ほどで終了。抜歯の必要もなく、通常の矯正治療で無事歯並びを改善できました。30歳過ぎての矯正でしたが、思い切ってやってみて良かったです。

以前はあの歯並びが普通だったので不自由はとくに感じていなかったんですが、今になってはじめて負担がかかっていたのだと気づきました。治療前の歯並びの画像とか見ると、よくこれで普通に生活できていたなあと思います…。

「歯並びが良くなってすごく嬉しい」

深い噛み合わせとすきっ歯で、笑うと上の歯しか見えない状態でした。手で隠すか口を閉じて笑うようにしたり、写真を撮る時は口を開けないようにしたり…本気でコンプレックスで、大人になったら矯正しようと心に決めていました。

実際に矯正を開始したときはずっと違和感があって、痛みにもなかなか慣れませんでしたが、だんだん歯並びが良くなっているのが実感できるので、苦には感じませんでした。

今ではきちんと正しく歯が噛み合うようになりました。これから、自分の歯は大切にしようと思います。

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