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矯正治療中におすすめの歯ブラシ

矯正治療中の歯磨き問題

矯正治療中は虫歯に注意!

矯正治療中は器具を装着しているため、どうしても歯が磨きにくくなります。矯正方法にもよりますが、簡単に外すことができない器具もあるので、矯正期間中に器具を着けたまま磨き残しがないように歯磨きをするのはかなり困難だと言えるでしょう。

また、矯正器具は基本的に同じ場所に着けているので、必然的に器具が邪魔になって磨き残しになってしまうのも同じ場所になります。そうなると、特定の部位がどんどん不潔な状態になっていき、最終的には虫歯になってしまうのです。

矯正期間中に虫歯になると、矯正をいったん中断して虫歯の治療を行わなくてはいけません。そうなると、ただでさえ長い期間を要する矯正治療がさらに長引いてしまいますし、費用も余計にかかってしまいます。

歯磨きが難しい!

虫歯のこと差し引いても、矯正期間中の歯磨きにはさまざまな苦労があります。器具を着けた状態で磨き残しがないようにするためには、普通のときよりも丁寧なブラッシングが必要です。歯間などのただでさえ磨きにくい部分がさらに磨きにくくなってしまうので、充分に磨き上げるためには、どうしても歯磨きに長い時間を掛けなければなりません。

また、矯正治療中に気を付けたいのが、歯磨き時に直接器具に歯ブラシを当てないようにすること。器具を着けた状態で歯を磨くと、器具の影響で歯ブラシがすぐにボロボロになってしまうのです。慣れていないと、歯ブラシを頻繁に買い替えてしまう場合もあります。

通院が面倒になることも

医師に磨き残しを指摘されることが負担となる人もいます。よほど丁寧に磨かないと磨き残しが出てしまうので、通院の度に磨き残しを指摘され、通院がおっくうになってしまうこともあるのです。

磨き残しがあるとさまざまなトラブルが!

矯正期間中に磨き残しがないように歯を磨くのはとても困難なことです。しかし、面倒だからといって磨き残しを放置していると、さまざまな口内トラブルの原因となります。

歯と歯茎の境目に磨き残しがあると、歯茎が炎症を起こし、歯周病になりやすくなります。歯周病になると、歯茎の炎症により出血や腫れといったリスクが高まるので注意が必要です。

矯正器具の周辺は磨き残しが多発する部位なので、ここに汚れがたまったままだと初期虫歯になりやすくなります。歯間やワイヤーの下もブラシが届きにくく、歯垢がたまりやすいので虫歯や口臭の原因になります。

このように、矯正治療中に磨き残しがあるとたくさんの口内トラブルのリスクが発生します。それを防ぐためには、適切な方法でブラシの届きにくいところまで念入りに磨かなくてはいけません。

矯正治療中に使いたい歯ブラシ

歯ブラシを使い分けよう!

器具を着けた状態で磨き残しがないように歯を磨くためには、1種類のブラシだけでは不十分です。歯ブラシ、2列歯ブラシ、タフトブラシ、歯間ブラシの4種類のブラシを使い分けることで、普段は磨けないような部分までしっかり磨き、汚れを落とすことができるのです。以下に、上記の4種類のブラシの特徴と矯正治療中での磨き方についてまとめてみました。

歯ブラシ

一般的な歯ブラシです。矯正治療中も、全体の歯磨きにはこのブラシを用います。磨き方のコツは、上あごと下あごをきちんと磨き分けることです。きちんと往復磨きをすることで、磨き残しを大幅に減らせます。歯とワイヤーの間もしっかり毛先を入れて磨きましょう。ブラシを選ぶ際は、毛が柔らかく細いものが理想的です。

2列歯ブラシ

通常の歯ブラシは毛束が3列のものが一般的ですが、これは毛束が2列になっているタイプです。その分サイズがコンパクトなため、普通の歯ブラシでは届きにくい部分も磨けます。特に、矯正治療をしている人の歯は重なり合っていたり複雑な生え方をしていたりするので、そうした歯を磨くのに適しています。

タフトブラシ

毛束が一つで、ブラシの先端が山型になっているのが特徴的なブラシです。ヘッド部分がコンパクトなうえに、ブラシの先端がとがっているので、普通の歯ブラシの苦手とする器具と歯、歯と歯の間もしっかり磨けます。歯ブラシが傷んでしまいやすいブラケット周りも無理なく磨けるのもメリットといえます。

通常の歯ブラシだと、全体が矯正器具に当たって毛先が広がってしまい、毛が磨きたい場所に当てることができません。しかしタフトブラシであれば、毛先の広がりを押さえピンポイントで歯垢を取り除けるでしょう。特に歯の裏側はブラシが当てにくい箇所の1つ。タフトブラシを用いて、歯の一本ずつを磨くようにするとうまく磨けるでしょう。

歯間ブラシ

最後の仕上げに適しているブラシです。タフトブラシでも残ってしまった磨き残しをしっかり磨くために使います。主に歯と歯肉の間の歯垢を落とすために使いますが、ブラシを選ぶときにはサイズに注意しましょう。また、あまり磨きすぎると歯肉を傷つけて出血してしまったり、歯と歯肉の間に隙間ができてしまったりするため注意が必要です。

最新の歯ブラシにも注目

矯正期間中の歯磨きには、振動歯ブラシも有効です。パナソニックから発売されている「音波振動歯ブラシドルツ」「ジェットウォッシャー」は、矯正器具を着けた状態でもしっかり歯垢を磨き落とし、最後に強力な超音波水流ではがれた歯垢やブラシが届かない奥歯の歯垢を洗い流してくれます。振動歯ブラシのメリットは、振動によって当てるだけで歯を磨けるという点です。力を入れなくてもいいので歯を傷つける心配がなく、また時間もかかりません。

ワイヤーの下、歯間、奥歯、歯の裏側に器具を着けていると、しっかり磨くのはかなり難しくなります。しかし、「音波振動歯ブラシドルツ」にはポイント磨き用ブラシもあるので、そうした磨きにくい部分もしっかり磨けます。

「ジェットウォッシャードルツ」の場合、歯間や歯周ポケット、そして磨き残しが発生しやすい矯正器具周りの汚れも洗い流してくれます。加えて、水流による歯茎へのマッサージ効果もメリットの1つです。

歯垢の溜まりやすい場所と磨き方

いくら適切なブラシを選んでも、磨き方や磨く場所が正しくなければ意味がありません。ここでは、代表的な歯垢が溜まりやすい場所とその磨き方を紹介していきます。

ブラケット周辺

ブラケット周辺は、ブラシの毛を歯へしっかり当てることが難しいので、歯垢を落とすことが難しくなります。ブラケットを付けている場合は、ブラケットを中心に、歯を上下に分けて磨いていくとよいでしょう。また、矯正装置と歯の間を磨くときは、ブラシを斜め45度に当てるように磨くことがポイントです。

歯間、歯とワイヤーの間

ここも磨き残しが多くなりやすい場所です。上下どちらを磨くときも、内側から外側にかき出すように磨くのがポイントです。

歯と歯茎の間

矯正器具がなくても磨き残しが出やすい部分です。歯と歯茎の間は、境目をなぞるように磨くのがポイントです。タフトブラシを使用すると磨きやすいでしょう。また、タフトブラシや山型ブラシに慣れてきたら、デンタルフロスも使うこともおすすめ。1日1回使用すれば、歯間の歯垢を十分に取り除くことができます。

裏側矯正をしている人は要注意!

矯正器具をしていると歯が磨きにくいのは共通ですが、矯正方法によってもその磨きにくさは変わってきます。マウスピース型矯正なら、マウスピースを簡単に外せるので歯磨きがしづらいということはありません。一方で裏側矯正の場合、他の矯正治療法の中でもっとも磨きにくいので、歯磨きは念入りに行いましょう。

裏側矯正での上あごに装着するバンドはとても見えづらいので、食べ物が挟まっていても気づかないことがほとんどです。そのため、裏側矯正をしている人は手鏡やデンタルミラーを使いながら歯を磨くことをおすすめします。

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