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治療期間はどのくらい?

装置を付けている間は、歯磨きや食事など何かと不便なもの。できるだけ早くキレイな歯列に整えて治療を終了したいですね。そこで、矯正治療を行う期間はどのくらいかかるのか、その疑問について考えてみましょう。

矯正治療は骨の代謝を利用して歯を動かす

私たちの体の細胞はすべて新陳代謝を繰り返して生命を維持しています。同じ体であっても、すべての細胞が昨日と同じであるわけではなく、毎日のように破壊と再生を繰り返しているわけです。

歯を支えている骨も同じで、日々新しい骨の細胞が生まれては消える“代謝”を繰り返しています。

矯正治療はこの骨の代謝を利用して、歯に少しずつ力を加えることで歯を支える骨の形を変え、歯を動かしていく治療法です。歯の表面や裏側などにブラケットとワイヤーを装着し、動かしたい方向へ継続的に圧力を加えると、徐々に歯が動いていくのです。

大人なら2~3年かけて整えていくのが通例

歯が動くスピードは1ヶ月に1ミリ程度だと言われていて、最大限の強い力をかけても速度はそれほど変わりません。

あまり強い力をかけすぎると、歯の周辺の血管を圧迫して代謝が低下したり、歯根や骨にダメージを与えてしまって、かえって歯が動きにくくなってしまいます。

症状によっても違いますが、大人の場合は早くても1年半から2年、症状が激しい場合は3年以上かけて治療を行うのが普通です。

歯の動くスピードを早める治療法もある

通常の矯正治療を行うほかに、オプションとして歯の動くスピードを早める治療を行っているクリニックがあります。

例えば、『スピードオルソ』という装置は、歯に振動を与えて細胞を活性化させるものです。1日に20分ほど装着すると治療期間を30%程度も短縮できると言われています。

また、矯正装置そのものに通常よりも治療効果を高める工夫がなされているものもあります。『セルフライゲーションシステム』と呼ばれる種類の矯正装置は、ブラケットとワイヤーの摩擦抵抗が少ないために歯が動きやすくなっていて、こちらも30%程度治療期間が短くなると言われています。

子供の場合は1期と2期に分けて長期間通院する場合も

お子さんの歯列矯正の場合は、歯の生え変わりに合わせて行うため、治療が長期化するケースもあります。

例えば、6歳から10歳くらいまでの乳歯と永久歯が混合した時期を1期、永久歯が生えそろってからの時期を2期というように分け、1期で半年~1年程度の治療を行い、2期になるのを待ってさらに治療を追加する、といったケースが多く見られます。

お子さんは成長によって噛み合わせや歯列が変わりやすいので、基本的には歯と顎の成長が落ち着く15歳前後までは経過を見守る必要があり、治療や経過観察が長く続くことになるのです。

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